第２話　バイマの商品コメント実践トレーニング

（あ〜バリうま。やっぱ週に２〜３回はスコーン食べないと気が済まん。）

小野さん、それ食べたら商品コメントの実践トレーニングをお願いします。

まあまあ、くまおも何か飲み物注文してきなよ。

あ、そうですね。注文してくるでごわす。

さんまの塩焼きやんけ！

（というか生で食べないんだ、熊のぶんざいで）

とりあえずこれです。

おお、セリーヌのマイクロラゲージ。

セリーヌは個人的に「オシャレで好きだから」という理由で
扱おうとする女性が多いよね。

まあバイマでも人気だけど。

ちなみにマイクロよりもサイズが小さいナノラゲージは
より年代が若い人が使う傾向にある。

詳しくは必見！年齢別の好みのバッグのサイズとは？でも説明してるよ。

んだ。

商品コメント書いたから早速見て欲しいでごわす。

どれどれ。

・・・・

（あまりの上手さに言葉も出ないでごわすか？！）

これはひどい！

え？

昨日、商品コメントを書く際に
意識して欲しいことを最後に伝えたんだけど、覚えてる？

分かりません。

昨日の最後に３つ伝えたんだけど。

分かりません。

おさらいね。

1. お客さんがその商品に辿り着くために検索にかけるキーワードを盛り込む
2. 商品の魅力（特徴）・素材・用途を伝える
3. その商品を身につけることによって
   「どんな自分になれるのか」を盛り込む重要!

あ、重要な３番目のこと全く考慮してなかったです。。

そうだね。順番に説明していくね。

例えば、１つめの「商品に辿り着くためのキーワード」だけど、辺見えみりさんがセリーヌのショートブーツとかラージトリオをブログで公開してる時があったでしょ？

そういうタレント名を愛用商品に入れたりブランド説明文に盛り込んだり。

おお、全然考えてなかったです。

特にオシャレ好き女性が憧れる辺見えみりさんのようなタレントが愛用している商品の場合は、Google検索で
「辺見えみり　セリーヌ　トリオ」と検索しているお客さんが、BUYMA外から流れ込んで来る可能性があるよ。

ちょっとしたGoogleのSEO対策にもなるんですね。

次に２つめの「商品の魅力（特徴）・素材・用途を伝える」だけど、例えば、ビジネスシーンで使えるバッグであればA4ファイルが入るかどうかを書くかなど。

A4ファイルは31cm×22cmだから、それが入る大きさであるかどうかだね。

普段使いとビジネス用を併用する場合は、A4ファイルが入るかどうか気になる所ですよね。

そうそう。

そして３つめの「その商品を身につけることによってどのような自分になるのか（どんな気分になれるのか）」を書くこと。

「秋っぽいお色がこれからの季節にぴったりですね」は適当すぎだし、商品について言及しているだけでしょ。

おっしゃる通りでごわす。。

「商品を販売する力」の本質部分を磨くためには、商品だけを見るのではなく、それを購入する人にも目を向けないといけない。

最初は難しいかもしれないけど、ビジネスを今後もやっていくなら避けては通れない道。

だから時間の許す限り、ブランド直営店に足を運んでみてそれを購入するお客さんがどんな人なのかを一度でいいから観察してみること。

たしかに、、お客さんを見ない・考えない販売者って、自己満足の世界に陶酔している感じになっちゃいますね。

そうゆうこと。

じゃあお手本を書くよ。

できた！

じゃあ分かりやすいようにビフォーアフターを。

・・・

自分がいかに適当に書いていたか分かったでごわす。

最後の「持った時のイメージ」で、「どんな風な自分になれるのか」、「どんな気分になれるのか」を書いているので、雑誌を見る時と同じように心理的な高揚感を与えるのですね。

「用途」も今回は一応書いたけど、スニーカーみたいな使う用途がはっきりしている商品の場合は書かないこともある。

あと小さいサイズのバッグで、マチ幅が広い場合は上記のようにコスメや財布がちゃんと入るか書いた方が良いよ。今回も一応書いておいたけど。そういうのが収納できるどうかを気にしているお客さんもいるからね。

男子やけん、女性がそげなんバッグの中に入れるの気付かんとです。

女性を理解しなきゃ駄目よ！

男性と違って化粧品やコスメ等を持ち運ぶのよ。あと夏場はペットボトルとかバッグの中に入れる人もいるわ。

（またオカマになってる）
分かったでごわす。男性の場合、そいうのもちゃんと理解して販売していると女性のお客さんも共感してくれそうですね。

あと赤文字で「色・素材・用途・持ったときのイメージ」って書いてますけど？

これはテンプレートだと思ってね。

みんな書くルールを決めてないから、商品コメントを何て書けば良いか分からないという状態に、最初の時点で落ち入ってしまってる。

なるほど！
「商品コメントには【色・素材・用途・持った時のイメージ】を書く」という意識を持てば確かに道筋が描けて書きやすいですね。

そう。
そしてこれらの「表現・言い回し」は普段から意識して雑誌を見たり、そしてブランド店員さんとコミュニケーションを取ることで培われていくよ。

そして「商品コメント例」みたいなのを10パターンくらい作って、それを出品外注さんにシェアすれば、外注さんのライティング能力も育っていくよ。

ネットショップをやっている人も、味気ないページを作るよりかはきちんと書けるようになっておいた方がいい。

分かったでごわす。

今回伝えたライティングは初歩だよ。

今回の話を基礎として、お客さんが目当ての商品を見つけた時にその商品を身につけることによって、「どんな自己表現をしたい」のか、「どんな気分になりたい」のか。
それを商品コメントに落とし込むこと。

特にシャネル・エルメスのような高飛車なファンがいるブランドのお客さんから「この人わかってない」と思われたら離れられるからね！

もちろん売るブランドや商品（or）カテゴリはリサーチすることが前提だよ。

日々の鍛錬でごわすね。

一気に上達できる方法があるよ。

え？どうやるんですか？

俺が２日間かけてみっちり教えてやる！

ぎゃー！！

実際に元コンサル生は俺よりもライティングが上手になっちゃったよ。外注さんにそれをシェアしてるみたいだけど。

バッグ以外のカテゴリ商品含めて50パターンくらい教えてあげる。練習で使ったものは外注さんとシェアして構わんよ。

ほんまに？