「無在庫」と「無形」の価値が再重視される時代へ
BUYMAアカウントプロデューサー
「自分の人生を自分で描ける人を増やす」という想いの元活動を展開しながら、全国・世界を駆け巡り、場所にとらわれないライフスタイルを送っている。パン屋巡りは欠かさない。
「在庫販売の人がBUYMAで増えましたよね。そういえばこの前120万円のペット買ったんですよ」
Teruさん
情報発信しているBUYMAのTeruさんの先日のBRIDGEの懇親会での会話。
相変わらず話題が急に関係なところに飛ぶ。笑
べ！べ！120万円のベットってどんだけ寝心地がいいのかしら？
と妄想していたら
「ペット」の聞き間違えだったという←
あ、小野です。
在庫販売をしている人が増えた
僕もずっと感じていたのですがここ1年でBUYMAの市場の変化です。
パーソナルショッパーランキングを見てもそうですが、在庫販売を絡める人が明らかに増えましたよね。
コンスタントに売れる商品を
「在庫を持っちゃって売ろう！」
って人が増えたのです。
上位を見ると在庫を大量に抱えた資本力のあるパーソナルショッパーがウヨウヨ。
在庫販売「だけ」をやっていると苦しくなる
「在庫販売じゃないともうBUYMAでは売れない？」
と感じる人もいるかもしれませんが、僕が言いたいことはその逆ですね。
在庫販売「だけ」をやってる人、もしくは在庫販売の比重が大きい人は来年以降は窮地に立たされる可能性があります。
え！？なんでかって？
それは在庫販売「だけ」をしているパーソナルショッパーさんの勢いが、2017年末時点で明らかにおちているということです。
- suzakkさん
- hothotpotatoさん
この2人が在庫販売だけをやっている人の良い例だと思います。
なので、今は大丈夫だったとしても、同じ在庫を持つ競合が現れるリスクがあるということです。
在庫販売「だけ」の人の勢いが以前よりも弱まっている
2人とも在庫販売ですが以前に比べて勢いが一気に落ちてますよね。
hothotpotatoさんに関しては国内買付けだけでランキング20位くらいまで一時期のし上がっていました。
が！
一時期はランキング100位圏外まで落ちましたし、今日付ではレディースで100位です。
これは理由が明らかで、今年になって国内買付けする人が一気に増えたからシェアを奪われてるというのもあります。
suzakkさんに関しては在庫20個くらいでランキングで5位以内に一時期いたのですが、いまは60位以下、そして一時期はもっと勢いがなかったです。
これも原因がもうはっきりしていてセレクトショップ仕入れでVIP割引を得てから、在庫販売する人が増えたからです。
そして、Import brandさん、AXESさん、 IMPORT SELECT museeさんなど資本力を持って在庫販売をしている楽天に出店しているSHOPさんも増えています。
VIP価格仕入れ在庫販売で価格競争の起きやすい「定番商品」
在庫を持って売れやすい商品は、財布小物系を含めたいわゆる「定番商品」と言われるものが多いです。
だいたいどの商品を在庫持てば良いのかは、在庫販売している人を見つけると分かりやすいです。
もちろんインフルエンサーの愛用を含めたブランド側のマーケティング施策によって定、番で売れる商品と変化するものもあります。
少し前の商品を例に挙げると辺見えみりさんが愛用したセリーヌのTrioやブーツ。
最近の例であげると３代目の登坂くんが愛用したバレンシアガのスピードトレーナーですよね。
（僕はやっぱ欲しいとは思わない笑）
けどこういった商品もコンスタントに売れる商品に変化すると、在庫販売の競合が増えやすい今のBUYMA市場では、在庫販売だけをやっていると苦しくなるのです。
お客さんが「ブランド名」と「モデル名」の検索で絞れちゃうぶん、価格競争も起きやすいんです。
在庫販売の競合が増えていると言うリスク、そして定番商品の在庫を持つライバルが急に現れるというリスクが以前よりも高まっているからですね。
キャッシュフローが良くないと在庫販売は悪循環に陥りやすいです。
(定番商品は在庫販売をしても、絞り込み検索をかけられて値段で比べられやすいの図)
無在庫販売を始めた在庫販売のパーソナルショッパーさん
以前はほぼ在庫販売だけをやっていたけど、無在庫販売をやり始めたプレミアムパーソナルショッパーさんもいます。
それは「コンシェルジュレイ」さんです。
ヨーロッパのアウトレット仕入れで２００出品くらいで在庫販売でした。
しかし今は出品が１０００くらいまで増えています。
無在庫販売を始めたのです。
アウトレット仕入れはMim&Rooさんみたいに、国境沿いでアウトレット買付け無双をしている人も出始めましたし、アウトレット仕入れ在庫販売をする人も増えました。
なので在庫販売を絡めている人は別の事業での柱を立てておくか、もしくは無在庫販売での買付け力を今のうちに伸ばしておくことです。
今後も在庫販売をする人が増えると思います。
もちろん今日お伝えした３名も在庫販売で売上を伸ばして復活するって人もいるでしょう。
ただ、資本力を使った方法ありきなので、資本力のない初心者には参入は難しいと思います。
「無在庫」と「無形の価値」が最重視されるとき
だからこそ本来BUYMAという市場が持っている「無在庫販売ができる」という特性が再重視される時がきているわけです。
つまりBUYMAの「無在庫」の価値が改めて重要視される時です。
在庫販売をしている人たちが、攻めることができていない市場、苦手な市場がまだまだあるのです。
この無在庫を絡めた「新時代の幕開け」とも言える新たな手法はまた年末にお話ししたいと思います。
海外買付けパートナー戦略とは違います。
楽しみにして頂けたらと(^_^)
「無形の価値」をに比重をおくようになってきている時代の流れ
そしてこの「無在庫販売」とは、お客さんに「無形の価値」を買ってもらってるようなものです。
まだ実際に手元に商品がないわけですからね！
けどBUYMAに限ったことではなく、世間を見渡してみるとこの「無形」のものに価値を置くという流れがきています。
仮想通貨の「信用」という無形の価値
ビットコイン（BTC）が良い例ですよね。
「You BTC買っちゃいなよ！(´∀｀)」
と僕にお誘いが来た時は１ビット8万円の時です。
12月14日時点で１ビット190万円にまで価値が上がっています。
「仮想通貨」と言われる日本の円みたいに実態がないものに対してこのように価値がついてるわけです。
日本では投機的な意味合いで盛り上がってる要素が強いですが、、
まあなんでこんなに仮想通貨に価値がついているかの「大元」ですが、ブロックチェーンの技術に注目が集まって仮想通貨が買われているからですよね、
つまり「価値がある」とみんなから「信用」されているからこそ買われて価値が上がっているのです。
「信用」がお金になっている
これはお金の仕組みがそうで、1000円札と書かれた紙切れになんであんなに価値があるのかですが、「1000円の価値がある」とみんなから”信用”されているからです。
つまり”信用”がお金になっているわけですね。
これはキングコングの西野さんが書籍の革命のファンファーレでもいってた
「貯金」ではなく「貯信」の時代
というのにも通じてきますよね。
信用という「無形のもの」ですよね。
こういった無形のものに価値を見出すどいう動きが今年になってあらゆるところで活発でだなと。
BUYMAも「信用」が利益になっている
この信用に価値があるというのは実はBUYMAにも通ずるところがあります。
BUYMAの無在庫販売では「無形」の価値を買ってもらってるわけです。
「あなたが欲しい商品をあなたにお届けする」というパーソナルショッパーの”信用”をお客さんに買ってもらっているのです。
「信用」が「利益」」となりそれに価値を感じてくれる人がいるからバイマでブランド品を買われるわけですからね(^_^)
「モノ」より「コト」に価値を見出す時代の本質
そして極めつけはモノが売れない時代になってきているというものです。
「モノよりもコト消費の時代」と結構最近になって言われるフレーズでがありますよね。
生きていくために最低限必要なモノは揃っている時代であり、これ以上モノを増やす理由が僕たちはないわけです。
つまりモノを持つことよりも、体験を通して得られる”充足感”という「無形」のものに人は価値を見出すようになってきているんですね。
- ランチそのものよりも、好きな人と一緒に食べることで得れる充足感
- モノを買うこと自体よりも、 モノを買うことでその先の体験で得られる日常での充足感
- 旅行などの非日常的な場所で 一人で楽しんだり、もしくは 友人と一緒に楽しむことで得られる充足感
今年流行った”インスタ映え”というのも、そのような場所にいくことで得られる充足感からくるものですよね。
”充足感”を通じて得れるものが心の豊かさであり、それがQOL（Quality of lif）という人生の質の向上にも繋がっていきます。
- 心の豊かさを感じられることって何か？
- そういう生き方・働き方とは？
今を生きながらも来年以降はそれを自分に問いかける機会がますます増えると、今年の日本での変化を見て感じるのであります。
そんな中、共に繁栄していけるような提案や気づきを僕は読者さんに与えていきたいと思う。
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ぜひあなたのパーソナルショッパー活動に活かして頂けたらと思っています。
BUYMAアカウントプロデューサー
「自分の人生を自分で描ける人を増やす」という想いの元活動を展開しながら、全国・世界を駆け巡り、場所にとらわれないライフスタイルを送っている。パン屋巡りは欠かさない。
