高利益を得る視点を銀座ショップ巡りで学ぶ
BUYMAアカウントプロデューサー
「自分の人生を自分で描ける人を増やす」という想いの元活動を展開しながら、全国・世界を駆け巡り、場所にとらわれないライフスタイルを送っている。パン屋巡りは欠かさない。
(※メルマガで12月中旬に配信した記事をアップグレードしたものです。)
こんにちは、小野です。
ハワイから帰ってきて早速ですが、先日、BRIDGEで銀座SHOP巡り&勉強会を実施いたしました。
Misshionを与え、グループ分けをして、
(さすがに30人近くで一緒に動くのは怪しい)
そして銀座SHOP巡りをした後に、会場に移動して気づきをシェアしあい、そして数名にプレゼンテーションしてもらいました。
アウトプット目線を持って店員さんの接客を受けると、いかに相手の感情を動かして商品購入に促そうとしているかという言葉遣いに気付かされますね。
目次
銀座ショップ巡りで見えたブランドの商品展開の変化
んで、SHOP巡りを開催中に僕は単独でベルルッティに足を運んだんですよね。
その時に改めて気づいたことがありました。
それはブランドの商品展開の変化です。
最近ベルルッティからスマホアクセサリーが発売されたんです。
ベルルッティってひと昔前までは4~50代の「ワークスタイルを格上げする」というイメージの商品展開でしたが、
時代の変化もあって最近では、トランプやペンケースという
・amusemet(遊び)
・study(勉強)
という商品も揃えてきています。
これってつまり、「ライフスタイルを彩る」というより抽象度の高いニーズを満たすような“幅広いシーン”で使える商品展開に変わってきているんです。
こんな感じ。
(抽象)
Life style
/ \ \
/ \ \
work, amuse ,study etc..
(具体)
なぜ「ライフスタイルを彩る」というより抽象度の高いニーズを満たすような商品展開になってきたのかと言うと、「市場の成熟化」が影響してると思います。
ブランドが違うといえど似たような品質の良いもので市場はあふれているのです。
そんな中、「欲しいものがない」という消費者も増えているのにも関わらず、特定のシーンだけにしか使えない商品を販売し続けるのは、ブランド存続の危機に関わるのです。
そうならないためにも「勉強、仕事、遊び」などの様々なシーンで使える商品を出すことで、
「ライフスタイルを彩る」というお客さんのニーズを満たそうとしてきているわけですね。
ブランドの商品展開の変化、「ライフスタイルを彩る」をBUYMAの出品に活かす
じゃあこのSHOP巡りで学んだ「ブランドの商品展開の変化」をBUYMAやOEMなどの販売に活かすためにはどうすれば良いか?
ここで先ほどから何回も出てきている「ライフスタイルを彩る」が鍵になります。
「ライフスタイルを彩る」商品は下記のように「定義づけ」ができます。
- 幅広いシーンで使える
- 使い方(2wayなど)が様々な
- ユニセックス
「定義づけ」の仕方によって出品戦略が異なりますが、1~3のそれぞれを出品に盛り込んでみるのです。
順に説明していきますね。
※1〜3はあくまで一例です。
1.幅広いシーンで使える
「ライフスタイルを彩る」
=「幅広いシーンで使える」と
定義づけをすると、
冒頭で話したベルルッティのようにトランプ、ペンケースのように遊び(amuse)や勉強(study)のシーンでも活用できる商品ラインナップを出品してみることです。
そのブランドファンからしたら「スマホケース出たんだ~」とコレクター精神が発動して買いたくなったり、
「え!?ペンケースもあるんだ」
と意外性を誘って購買を誘発することもできます。
実際にカリグラフィ柄の入ったベルルッティのスマホケースが欲しくなって買おうとしたら国内で完売中という^^;・・・
人気で完売してしまうケースも起こり得るわけですね。
他のブランドで例を上げるとLOEWE(ロエベ)も「くし」が出たり定規などの”雑貨”も販売されてたりします。
そして”雑貨”を購入してもらうことで、ディズニーランドのリピーター戦略と同じ効力を発揮することもできるのです。
なぜか?
それは家にお菓子の缶があることでディズニーランドを思い出させて「また行こうかな」を引き起こすからです。
ブランド側の戦略も同じでブランド直営店で買った雑貨を見て「また買おうかな」を引き起こせるのです。
ブランド側も購入してもらうために色々策を練ってるな~という感じです。
話は戻しますが、「1.幅広いシーンで使える」をバイマの販売で活かすとしたら?
ブランドの売れる商品はバッグと財布や服だけと思って他のカテゴリ見逃していませんか?
2.使い方(2wayなど)が様々な
「ライフスタイルを彩る」=「使い方(2wayなど)が様々な」と定義づけをすると、
ショルダー取り外し可能なバッグとかがわかりやすい例かなと。
例えば「ショルダー×トート」として使える商品の場合は、シーンによってショルダーで使ったりお仕事の時はトートとして使ったりetc.
「ショルダー×クラッチ」として使える商品もありますよね。
もちろん商品コメントにそれらの使用方法のことを盛り込むのも良いのですが、
「どのカテゴリであなたは出品するか?」
ですよね(^_^)
最近では4wayの商品もブランドから出ている所もあるのでカテゴリによっても反応が様々ですよ。
どれが良いのか実際に反応を「検証する」と言う視点を持ちましょう。
商品一つであっても旅行や仕事など様々なシーンで使える様に、2way,3wayにしているのでしょうね、ブランド側も。
3.ユニセックス
「ライフスタイルを彩る」
=「ユニセックス」と定義づけをすると、
レディースだけどメンズでも使える商品というのがこれに当てはまります。
なんでユニセックスが「ライフスタイルを彩る」になるのか?
それは、実店舗の場合、家族やカップル、友達同士での来店機会を増やすことができるしコミュニケーションを増やすきっかけにもなりますよね。
そこに先ほどの1の「幅広いシーンで使える」で紹介した”雑貨”などが店内にあると、
バッグやカバンよりも値段が安いのもあるので、消費へのハードルが下がりブランドを購入する機会にもなるわけです。
男女ともに使えるデザインの商品って以前よりも増えたな~と感じています。
インフルエンサーでもあるローラさんも以前インスタグラムで3.1フィリップリムの大きめのジャケットを着てたのですがレディースではなく「メンズ」のものでした。
女性がメンズを着たら「メンズライク」なコーデが完成しますし、
男性がレディースを着たらシルエットが綺麗に見えてコーデが引き締まったりします。
ジャケットに限らず財布やバッグとかでも男女兼用できる商品って最近たくさん出てますよね。
では、「3.ユニセックス」をバイマの販売に活かすとしたら?
レディースで販売されている商品をメンズで出品して見ると予想以上に反応があったりしますよ
(ショップ巡り開催中にベルルッティに寄りました♪)
ライフスタイルを提案するという視点を持とう
「ライフスタイルを彩る」という商品展開はロンハーマンなどのセレクトショップが以前からやっています。
けれども銀座のSHOP巡りをして色々なブランドを巡ることで、ブランド単体が
「ライフスタイルを提案する」
という商品展開を以前よりもするようになってきたと感じました。
今回の内容は出品活動をするにあたってデータだけに頼らずに、先読みをして先行者利益を得る視点ですので参考にしていただけたらと思います(^_^)
【P.S.1】
「セリーヌ」初のレースアップスニーカー
https://www.wwdjapan.com/363841
シャネルに続きメンズ旋風の波がここにも。
セリーヌのスリッポン僕も持ってますけど今まで42までしか展開なかったんですよ。
それが43まで出ると書いてある。
わざわざ43を出すってことはそういうことですよね。試験的にやってるのかな2017SSは。
こいうブランドの変化は常に見ないとですね。あなたはこの動きをどう見る?
【P.S.2】
それにしてもこういったSHOP巡りの気づきを他の人とシェアし合うと新しい発見がまたありますね。
勉強会でBRIDGEメンバーのシェアを聞いて自分自身も学びを得ていました。
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BUYMAアカウントプロデューサー
「自分の人生を自分で描ける人を増やす」という想いの元活動を展開しながら、全国・世界を駆け巡り、場所にとらわれないライフスタイルを送っている。パン屋巡りは欠かさない。