「海賊とよばれた男」に学ぶ、コミュニティの形成と発展

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あけましておめでとうございます。小野です。

元旦より1月2日の誕生日用にモンブランケーキとレアチーズケーキとカフェケーキを予約して笑(^_^)、

そして年始早々、映画の「海賊とよばれた男」を見に行ってきました。

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いや~、この映画を元旦から見て本当に良かったと思います。

これからの時代、自分の力で道を切り開いていこうと思っている人(特に漢)には見て欲しいかなと。

「将来どげんしよっかな~やりたいことないな~」

「燃え尽き症候群です」

「成果がまだ出ないから不安です」

とか言っとられんくらい内側から火がつくと思います。笑

僕もなんというか、映画を見たのは昨日なのに内に灯っている魂に火をつけさせれて、体の中から何かが湧き上がってます。

やりたいと思っていること、自分のやれることを探してでも見付けて、そしてそれに対してもっと真正面から本気で打ち込まんとな~、と。

そんな状態で書いてるのでところどころ熱苦しく感じるかもしれませんがご容赦いただけますと幸いです。笑(^_^)

目次

「海賊とよばれた男」に学ぶ、コミュニティの形成と発展

「海賊とよばれた男」の主人公である“鐵造”のモデルになっているのは、実在した人物である出光の創設者でもある出光佐三さん。

実話だからまたグッ とくるんですよね。

経営者、グループコンサルも含めて小さなコミュニティを持ってるなら、人を巻き込んで成長させるための「在り方」を学べる映画だなと。

ビジネスをする上でコミュニティを形成する時って「世界観」をもとに集まってくれた人たちを成長させななければなりません。

「人を巻き込んでコミュニティと共に成長させる」

ってノウハウやテクニックだけで済ませれるもんじゃないですからね。

経営することでも同じことがいえます。

経営についてのあり方を学べる本としては、有名どころだと松下幸之助さんだと思います

が、

今回の映画はそこらへんの本で学べる経営哲学とは「異質」なんです。

なんせ主人公の“鐵造”のモデルになっている出光さんは「海賊とよばれた男」ですからね。

映画を見て何を感じるかは人それぞれ違うでしょうけど、コミュニティを形成するにあたってこの映画から学んだことをつづろうと思います。

こんな記事を僕が書くの初めてでオススメする映画以外はつづったりせんからですね。

詳しく知りたい方は映画を見て欲しいと思います。

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1.「理想とする世界」に向かって一貫した行動

コミュニティを運営するにあたって欠かすことのできないのが、「理想とする世界」を提示することです。

これがないとコミュニティを形成していくことができません。

なぜなら「理想とする世界」を提示するからこそ、それに共感する人が集まって来て「コミュニティ」が形成されていくからです。

そして共感して人が集まってくるかこそ、そこに「約束」が生まれて、エネルギーの高いコミュ二ティになっていくわけですね。

「約束」を果たしてエネルギーの高いコミュ二ティにしていくためには“理念”に一貫した行動が必要なのです。

この時に主催者が提示した「理想とする世界」へ、一貫性のない行動をとっていると、参加者は「違和感」を感じてしまうので、コミュニティが崩壊していく恐れがあります。

映画の主人公、“鐵造”が商う商店のモデルである“出光”が目指す「理想とする世界」として、

『人間尊重』という考えを事業を通じて実践し、広く社会で期待され信頼される企業となることをめざしています。

というのを提示しています。

これを言い換えると、

「人間尊重」という理念を元に“広く社会で期待され信頼される企業”という理想世界に向かっていく

ということです。

・・・・

戦後、窮地に追いやられる国岡商店。

そこに残されたのは、1000人近い社員と戦火を逃れた本社だけだったそうです。

経営的に見れば、「リストラ」はやむを得ない状況。

しかし、経営陣がリストラ推進のなか、主人公の鐵造は、ただ一人は、リストラに反対し、その時経営陣にこう言葉を放ったのです。

「君たち、店員(従業員)を何と思っておるのか。
店員と会社はひとつだ。家計が苦しいからと、
家族を追い出すようなことができるか!」

普通の人は、こんなこと言えんでしょうね。

この規模の社員数で今まで本業としてた石油事業もできないかな、自分の首をさらに絞めあげるようなものですからね。

しかし、主人公の鐵造は従業員を1人もリストラしないまま、苦境に屈せずに会社を立て直しました。

そして『人間尊重』という理念をもとに社員1人1人を活かしながら理想世界に向かう行動が、

周囲を惚れ込まさせるだけでなく、関わる人を巻き込んでいきながら、大きな会社に発展していったわけです。

もし鐵造が提示した理想世界に対して一貫性のない行動をとれば、会社は崩壊していたでしょう。

これはコミュニティを運営するにあたっても同じです。

もし主催者が人を尊重すると言いながら自分の利益のことし考えてないような行動をしたりルールを作っていると、そこに矛盾が生じ始めます。

そうなると、そのコミュニティの中にあるのは「形だけの約束」が形成され、その約束が果たされなくなります。

そして主催者が信用も失っていきメンバー同士のエネルギーも外に分散されていくので、コミュニティが崩壊していくのです。

最初に提示した「理想とする世界」に共感して人が集まってきたわけですから、それに対して一貫性のないことをやると、

参加者はそこにいることに対して「違和感」を覚え始めるので、コミュニティとしても「まとまり」がなくなってくるのです。

 

2.鼓舞しあえる関係性

コミュニティを形成して、理想とする世界に向かう際に、全てが順風満帆に上手くいくわけではありません。

参加者1人1人が思うように上手くいってないということもあるでしょう。

そんな時に主催者がやはり先陣を切ってでも行動し周りを鼓舞していく必要があります。

・・・・・

映画で主人公の鐵造が弱音を吐くシーンがあります。

経営に行き詰まる鐵造。

鐵造は、独立する時に出資してくれた大恩人でもあり、メンターでもあり木田章太郎の前で弱音を吐きます。

現在の金額でいうと1億円を出資してもらった大恩人です。

「士魂商才」で侍の心で商売をすると誓った鐵造は今更、己の信念を曲げることはできません。

とはいえ、後、数カ月で資金は尽きてしまったのです。

出資者の木田に謝りに行った時でした。

「返済できない」ことを伝えると、木田は「あの金はアンタにやったんや」と返答されます。

そしてさらに、「京都の別荘を売っておかねを渡そうか?」とまで言われます。

鐵造は当然断りますが、その時に恩人である木田に

「仕事がなければ作るもの。
3年でダメなら5年、10年、とことんやってみろ。
それでもダメなら共に乞食でもしよう」

と激励され、気合を入れるのです。

コミュニティ運営するにあたっても、ビジネスをするにあたっても同じです。

2~3ヶ月、もしくはたった半年で成果が出ないからといって諦めるのは早いわけです。

映画の鐵造の恩人の木田のように主催者側が激励するのはもちろんですが、それはメンバー同士でも鼓舞しあってエネルギーを高めあえる環境を作ることが大事です。

そのためには「あーしろこーしろ」と言うのではなく、主催者も理念をもとに一貫した行動を背中で見せる必要もあります。

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競争ではなく「共創」し、切磋琢磨し合える関係を

そして鼓舞し合うためには「競争」ではなく「切磋琢磨」できる関係性です。

「競争」と「切磋琢磨」は似て非なるものです。

「競争」は人に優劣をつけること。

「切磋琢磨」は仲間同士互いに励まし合って向上することです。

これがメンバー同士での「エネルギーの循環」を生みます。

メンバーが増えていったとしてもコミュニティ参加者の1人1人の成長を促すためには、

「エネルギーを循環させる環境」

を作る必要があります。

「エネルギーを循環させる環境」というのはアウトプットとインプットをし合える環境だと思っています。

それが全体の成長を促します。

そのためにオンラインであってもリアルな場であっても、そのような環境作りをするのを忘れてはいかんな~と感じました。

まとめ

とまあこんな感じで他にも学んだことはたくさんあるのですが、あまり書きすぎるとネタバレになるのでこの辺でやめときます。笑

映画を見るにしてもゲームをするにしても漫画を読むにしても、

なんで流行ってるんだ!?

という裏の意図を探りながら鑑賞してみると、色々と気づかされることがあるもんです(^_^)

とりあえず心の中に眠っている熱き心を掘り起こしおてくれる映画でした!

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